[ORF] 2011年11月14日
Open Research Forum 2011
11月22日(火)
10:00~11:30
「3.11後の街灯を考える~LED化を中心に~」会場 openB
3.11後の街灯の消灯により、一部地域では安全性が危うくなる状態が発生しています。街灯の消灯は配線を損傷させる上に、消灯していても電気料金は加算されています。本セッションでは取り上げられることの少ない街灯の現状を整理し、歩行者の安全性、経済性の追求の両方を満たす、街灯の間引きのあり方、低WのLED化について産・官・学を交えて議論します。その上で湘南藤沢学会の支援による会議が寄与した新型LED20Wの検証を行います。
漆原隆浩 東京都職員 松田俊介 エクスペリエンス総合研究所 所長
篠田正孝 街路灯保守管理共同組合 顧問 遠藤喜久子 電精工業株式会社
高橋秀明 政策・メディア研究科大学院生 宮入寛太郎 政策・メディア研究科大学院生
13:30~15:30
「全国自治体ICTサミット~災害に強い基礎自治体の姿~」 会場 room3+4
自治体が直面する様々な地域課題の解決にあたり、地域主導によるICTの利活用を目指し、基礎自治体の首長のみなさまの議論の場となるのが「自治体ICTサミット」。今年の議論テーマは、「災害に強い基礎自治体の姿」。有事における基礎自治体間の相互支援のあり方や、BCPの運用、住民への情報発信等について、ICT利活用の視点から議論を行います。
海老根靖典 藤沢市長 岸本英雄 玄海町長
牧田久 美馬市長 山中光茂 松阪市長
他全国よりお集まりの自治体首長
國領二郎 総合政策学部教授
*当日は満席が予想され、お席がない場合は立ち見および別会場にて中継をご覧いただく ことになりますことをご了承ください。議論の様子は、http://orf.sfc.keio.ac.jp/上で中 継いたします。
14:30~16:00
エネルギーセッション第1部 気候変動に対するリジリアントな地域社会づくりに向けて
「グリーン社会ICTライフインフラ」プロジェクトが目指すもの」会場 room9
気候変動による影響への対応は、緩和策だけでなく生活レベルでの適応策をとることが重要です。それには気候変動の影響を地域毎にとらえ、エネルギー、健康・医療、農業などの生活情報のモニタリングと最適化マネジメントを行うための情報基盤を構築し、生活レベルでの脆弱性を分析し、その結果を地域政策に反映させることが望まれます。慶應義塾大学で実施中の研究プロジェクトを紹介しつつ、気候変動の影響に対するresilientな(復元力のある)社会を目指すことなど広く議論します。
浅岡美恵 気候ネットワーク 代表
小宮山宏 株式会社三菱総合研究所 理事長/東京大学総長顧問
瀧澤美奈子 内閣府社会実証戦略委員会委員/科学ジャーナリスト
金子郁容 政策・メディア研究科教授
小林光 政策・メディア研究科教授
16:00~17:30
「ソーシャルメディア×イノベーション」会場 room5
ネットビジネスイノベーション研究コンソーシアムでは、ソーシャルメディアがもたらすイノベーションについてパネルセッションを開催します。
石黒不二代 ネットイヤーグループ株式会社代表取締役社長兼CEO
勝間和代 経済評論家
藤田憲彦 民主党 / 衆議院議員
國領二郎 総合政策学部 教授
金正勲 政策・メディア研究科特任准教授
折田明子 政策・メディア研究科特任講師
17:00~18:00
「エネルギーマネジメントシステムの構築について」会場 openB
コミュニティ内で得られるエネルギーの使用情報を積極的に利活用するモデルを構築するためには、どのようなアプローチが有効なのか、議論します。
吉田 博之 大和ハウス工業(株)総合技術研究所
フロンティア技術研究センター 地球温暖化防止研究G
平原 茂利夫 ECHONETコンソーシアム
運営委員長
一色正男 政策・メディア研究科特任教授
梅嶋真樹 政策・メディア研究科特任講師
11月23日(水)
10:00~11:30
「高品質テレプレゼンスが地域コミュニティに醸す安心感」会場 room9
地域コミュニティにおける健康維持・増進に大きな陰を落としている医師不足や医療環境の変化といった問題に対し、高品質な映像と音声を用いて遠隔地にいる医療スタッフとの高度な健康相談を可能とする「どこでも」型の遠隔医療技術が実証段階に入っています。さらに、血圧計や体組成計などの医療センサも使って、個人の状況に適応した「私だけ」型の遠隔医療技術も、実験が始まっています。こうした技術は平時のみならず災害時にも非常に重要で、地域コミュニティ住民の安心感を向上させるのに不可欠であります。本セッションでは、未来社会における遠隔医療技術の真価を実例を交えて議論します。
木下剛 シスコシステムズ合同会社専務執行役員
金子郁容 政策・メディア研究科教授
秋山美紀 総合政策学部准教授
13:00~15:30
「看護医療のシンカ -原点から未来へ-」会場 room7
看護医療学部は開設10周年を迎えました。看護医療学部が歩んだこの10年は、社会・経済の大きなうねりに伴い医療等の社会保障にとっても激動の10年でした。とりわけ、3月11日の東日本大震災は、社会システムの有りようと同時に看護医療の役割についてもまた問いかけています。
被災地では多くの医療活動が行われていますが、これらの活動を通して、環境を整え人々がもつ力を高める看護活動の重要性を再確認するとともに、専門的で高度な看護実践による健康回復の促進の必要性への認識も高まっています。また、被災地の保健師や訪問看護の住民支援、多様な医療チームのめざましい活動は、地域のつながりや再生の基盤をととのえ、社会とともにある医療の姿を示しています。そこには、変わらない看護の原点とともに、社会の変化とニーズに対応してしなやかに力強く変化する看護があります。
シンポジウムでは、シンポジストの皆さまに「真価」「進化」「親化」「深化」の4つの「シンカ」をキーワードに、看護の原点と未来を見据え、専門性を活かして社会に貢献する看護の姿についてご講演いただき、幅広い視野を持つこれからの「看護医療」を展望し、そのシンカにせまります。
座長:加藤眞三(看護医療学部教授)
小池智子(看護医療学部准教授)
【シンポジスト】
池川清子 (甲南女子大学看護リハビリテーション学部教授)
「看護ケアの歴史的起源 ~看護の本質("真価")を求めて~」
小松浩子 (看護医療学部教授)
「上級看護実践看護師が切り開く未来 ~看護実践の"進化"~」
秋山美紀 (総合政策部准教授)
「地域に活きるケアの組織化 ~地域社会で"親化"する看護~」
武田祐子 (看護医療学部教授)
「KID; Keio Interprofessional Development ~チーム医療の"深化"~」
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